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中山史花
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ぶじですか きみもだれかの衛星でときどきいたずらに回ってる
コメントのお返事をブログにて◎
2024.5.21
KADOKAWAさまより『美しい夜』発売していただきました🌟
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ピックアップ作品
まるで自分の半身かと、恥ずかしい錯覚をした。
グルファ
「この人は自分の味方でいてくれるような気がすると思った」「なんでわかりあえんの?」すべてをだいじにすることはできないような気がしていた。「ごめんね」かれがくるしむ前に、抱きしめたいと言ったら困るかな。 (いまなんて言った?)
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文芸
#恋愛
#バイト
#純愛
完結 531ページ
403,884字
雨を吸って濡れていく遊佐の袖口が冷たくてうれしかった。
君の泉
「ぜんぜん減ってないじゃん」「遊佐、飲んで」わたしたちは二匹の犬になって、適当にかわいがられつつ、日向ぼっこでもして暮らすのだ。「いつ見てたの?」「ずっと見てたよ」
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ショートストーリー
#純愛
完結 10ページ
9,239字
ひびわれの
短編集のような?
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その他
連載中 68ページ
52,368字
自分が生きている音がうるさすぎた。
君が死ぬ朝の話
「じゃあ、おれにつき合ってくれない?」自分のしつこいほどの速い心音だけが、身体の輪郭を飛び越えて響いた。「南津くん」呼んでも、見向きもしない。もう二度と出会ってくれない。
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文芸
#高校生
完結 53ページ
48,864字
あの月の光の匂いはしなかった。
窓の月
私は友達じゃないんだなとわかった。だけど、雪原のような瞳の温度でも、私には透き通って、まぶしく光って見えた。
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ドラマ
完結 6ページ
4,991字
なににも触れられない手が、汚い言葉を撫でる。
きみの花がほどけて
懺悔のようだった。「ごめんね」それはわたしが言わなくてはいけない言葉だった。 「楓ちゃんは、恵美のこと、わかっているでしょう」 「死んでいるものなんて、死んでいるのだから助けても意味がない」わたしにだけ聴こえる声が、わたしを呼ぶ。
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青春
#中学生
#幽霊
#恋
完結 57ページ
55,734字
あなたに髪を洗ってもらわないと、うまく眠れない。
薄いまぶたの水ぎわで
深夜三時に響くシャワーの水音は、階下の住民の安眠を妨げるのかもしれなかった。大人になった遊は意地悪を言わない。透きとおる波うちぎわのようなその場所で、はしゃいで笑っていたい。
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ショートストーリー
#同級生
#夜
完結 11ページ
9,999字
人生最悪の日に出会った相手は、前世で恋人だった男らしい。
その羽で飛ばない
「俺たち、前世で恋人同士だったんだよ」「は?」二十歳の誕生日、私は家と家族を失った。人生最悪の一日の終わりに出会った男は、初対面なのに『俺たちは前世で恋人同士だった』などと言う。「俺の恋人がかわいいな」「恋人じゃないです」
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恋愛
#溺愛
#同居
#ラブコメ?
#春の小説合宿2022
完結 216ページ
192,483字
夢の中で笑い合う
ドリーミング・オブ・ユー
未来で恋人になるふたりの姿が、夢に現れる。ただそれだけの、なんの役にも立たないおかしな力。 「同じことされたい?」「変でも、いいんじゃない」あなたは音もなく泣いている。「見過ぎ」「すきって、言った?」
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2
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#大学生
#三角関係
完結 86ページ
80,029字
目眩しの光に咽せ返る
快い記憶や出来事ばかりあるはずもなかった。世界はくだらんことばかり起きる。きっと、ずっと退屈だった。その光を見つめるまで。 手に入らないものが欲しくなる。遠くに見た光は綺麗に見えるのに、手の中におさまるととたんに興味が失せていく。夜空みたいな瞳に、おれは問いかけたくなる。
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ドラマ
#大人
#浮気
完結 36ページ
32,319字
a flower
たったそれだけのこともうまく伝えられないから、感情は、ずいぶん長い日記のような、まどろっこしいものになる。あなたが読まなくても構わないと思っているから、あなたに向けた言葉を、あなただけに向けて言葉にできないのかもしれない。
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その他
#掌編
#散文
完結 8ページ
6,760字
「わたし、悪い人間になりたいの」
美しい夜
悪い人間になりたい。ぼくの目の前に現れた彼女は、だしぬけにそう言った。彼女は悪人になりたいというわりに、未成年の飲酒も喫煙も、万引きも暴力も「犯罪だから駄目だよ」と言う。「他人のほうが、無関心で、ずっとやさしいよ」「無関心、のほうが、やさしいと思うの」
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ドラマ
#高校生
#純愛
完結 283ページ
267,069字
「明日、雨が降ったら、もう一度来てくれますか?」
桃花の雨
「雨に濡れていないと、見えなくなってしまうんです」少し甘い紅茶のような、やさしい声で彼女はそう言った。「どうか、気づかないでいてほしい」彼女の言葉は、ときどき祈りのように響いた。「ここにいてほしい」言葉はなんの役にも立たないのに、それでも言うしかない。
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その他
#雨
#高校生
#同級生
完結 226ページ
193,101字
霞のような手で俺の瞼を覆った。
Violet Blue
留守のうちに家に上がりこんで、我儘を言い倒していく身勝手な女。「追いだすぞ」「そんなことできないくせに」おまえ、本当に、そこにいんのかよ。
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ショートストーリー
完結 13ページ
8,122字
幸福をいのって
drape
未だ春の中/夏がせまる その景色の中にあなたがいるというかんぺきに、私はいつでも助けられていた。何度でも同じことをくり返し言ってもいいのなら、それはあなたへの好意でしかないと思った。 「人を傷つけたらどうしたらいいのかな?」「どーしたの急に、哲学の話?」あなたは私の、ちっとも整っていない言葉も受けとってくれると知っている。
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ショートストーリー
完結 15ページ
9,885字
睫毛が揺らぐ。かれの少し傷んだ前髪が、あまくぶつかった。
きみを掬う僕のベーゼ
聞こえるはずのない声で呼ぶたびに、あなたが必要だと、言われているはずのない声が聞こえてくるような気がした。「嫌がったほうがいいよ」「余生みたいだなって思ってた」あなたはいつでもやさしくわたしの言葉を待ちつづけてくれた。
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#恋愛
#大人
#勝手に年越し辞書企画
完結 36ページ
25,369字
なにも知らずに終える人生の、それでもなんてうつくしいことだろうか。
僕の彗星
うんと幸せになって、いつかわたしを置いていってほしい。 すばる。呼ばれるたび、自分が本当に星になったかのような錯覚をした。
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3
ショートストーリー
#地球消滅までの5分間
完結 12ページ
6,682字
そのよわい瞳にふれてみたかった。
二十七秒の光
自分は、そこそこ優秀なのだと思っていた。だけど、そこから脱落することは簡単だ。 これは稲妻だ、暗闇をきりさいて、目にみえない世界を少しだけあかるくする。
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その他
#短編
完結 15ページ
10,810字
きみがわたしの幸福だった。だけどどうか、きみの人生にはなりたくない。
Record
彼の歌があることがうれしかった。いっとう好きな声がわたしの中でいつまでも鳴って、きっと鳴り止まない。
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#恋愛
#音楽
完結 91ページ
65,825字