きみを掬う僕のベーゼ

作者中山史花

聞こえるはずのない声で呼ぶたびに、あなたが必要だと、言われているはずのない声が聞こえてくるような気がした。「嫌がったほうがいいよ」「余生みたいだなって思ってた」あなたはいつでもやさしくわたしの言葉を待ちつづけてくれた。






すべて差しだしたくなる。