灯莉(あかり)が三年前に友人から言われた言葉を気にしながら登校していると、その途中で優(すぐる)に会う。
実は、灯莉は四歳の頃からの幼馴染である優に片想いしており、関係が壊れることを恐れるあまり想いを告げられずにいた。
いつもと様子が違う優のことが心配になって話しかける灯莉だが、優は下敷きを見せながら意図が分からない質問をしてきた。
そのうえ、「あっ天翔(はると)のことが好きな人だー!」となぜか優の友人である名前を出してきて、灯莉はますます混乱してしまう……。
「俺は天寿を全うする気はない。自分の命の炎は自分で消す」