消えちゃ駄目、幼馴染曰く共依存するのも駄目らしい。

作者虎島沙風

 灯莉(あかり)が三年前に友人から言われた言葉を気にしながら登校していると、その途中で優(すぐる)に会う。実は、灯莉は四歳の頃からの幼馴染である優に片想いしており、関係が壊れることを恐れるあまり想いを告げられずにいた。
 いつもと様子が違う優のことが心配になって話しかける灯莉だが、優は下敷きを見せ…

私が優に一目惚れしたのは必然だった。

俺が灯莉に一目惚れしたのは必然だった。

ずっと傍にいて生きる希望を与え続けてくれた。


母親から注がれなかった愛情を幼馴染に求め続けている自分が気持ち悪いから。母親に必要とされていないことが分かるから。寂しくてたまらないから。

早く消えたい。

でも、私は優を、俺は灯莉を、何があっても絶対に失いたくない。

だから、失わないようにお互いの自殺を止めるために生きなければいけない。

どうか、私より、俺より、先に消えないで。


分かってる、依存しすぎているなんてことは。

私たちは、俺たちは、どうしてこうなってしまったんだろうか──?