あの時、私もおんなじだよと言えていたなら

作者虎島沙風

砂原揺唯(さはらゆい)は階段で足を滑らせて転落しそうになるが、すんでのところで自分の目の前に立っていた人を掴み、奇跡的に助かる。

もっと奇跡的なのは、目の前に立っていたのが緒方燦樹(おがたさんじゅ)で、揺唯が恋心を抱いている相手だったことだ。

揺唯は命の恩人である燦樹のことをさらに好きになり、…