もう泣きたくないナリヤンたちはうるせぇと吐き捨てるように言った

作者虎島沙風

 高校一年生の多原翡翠(たはらひすい)は、学校や人間、そして普通の人間ではない自分に対して憎しみを抱きながら、生きている。

 夏休み中の夕方、翡翠は近所のスーパーでクラスメイトの倉ノ下蒼壱(くらのしたあおい)と偶然遭遇する。

 最初は蒼壱に恐れ慄いていた翡翠だったが、お互いのことを少しずつ打ち…

♡それぞれの心の叫び



☔︎¿¿¿

死ぬのをやめてくれてありがとう。

だから、誰か一人でも欠けたら駄目なんだってば。

三人とも生きてなきゃ幸せになれない──。


☔︎¿¿¿

あいつは俺が死ぬことを何よりも望んでんだよ。

兄貴さえ生きてりゃ問題ねーんだ、うちの家族は。

俺が死ねば全て解決する。みんな幸せになれる──。



☔︎¿¿

幸せそうな奴が憎くて憎くてたまらない。

ほんとに幸せかどうかなんて関係ねぇ。

分かんねーなら分かるようにはっきり言ってやる。俺はお前らの幸せを壊しにきた──!