赤根川天寿(あかねがわてんじゅ)はクラスメイトの七瀧透埜(ななたきとうや)に片想いしている。 そのため、少しでも自分に興味を持ってもらおうと毎日透埜に話しかけている。 夏休み明け初日の朝、透埜の幼馴染が、透埜は人殺しであるとクラスメイトの前で言い切った。その衝撃的な一言に激しく動揺する天寿。…もっと見る
誰も死んじゃいけない。
私たちは三人合わせてテントウムシだから。
幸せな未来に向かって飛び立つその日まで、どうか信じていて──。