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加藤無理
2022年11月11日
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あの白い手を、私は今でも思い出す
神凪ぐ森で
/雛子
多くの森をそれぞれのカミが支配していた時代。カミの森の巫女として一生を森に捧げるはずだった沙耶は、幼き日の出来事を夢に見る。根の這う地、木漏れ日、梅の花。そしてあの白い手──。 同じ頃、西に立った大王の支配がムラの平和を脅かそうとしていた。ムラの首長の嫡男、沙耶の兄・与一は総力を挙げて大王の軍勢から森とムラを守ろうと立ち上がる。
時代・歴史
完結 308ページ
「あれに姿はあるのか」
死に、姿が。
沙耶を連れて行ったあの男のように。
「無い。感じることしか出来ないものが死なのだ」
230ページより
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