忙しい毎日の中で引き摺られて行った同窓会。そこで再会したのは、高校の時に一番仲が良かった男で、彼は会わなかった時間なんかなかったみたいに自然に私のテリトリーに入り込んできた。
ぷっつりと、自分の中にあった幸せの糸が切れちゃって
それからは自分の幸せなんて
全然考えてもみなかったんだ
「俺のこと好き?」
「嫌い」
「ほーん。そんなこと言うのはこの口か」