エゴイストは鏡を見ない

作者朱野くれる

犠牲的で利己主義、猫被りが十八番。そんな私がすきなら、何も言わずに抱きしめてよ。








突然でも 何でもない


気づけばいつも傍にいて


恋をしたのは きみだった





「私は純粋でも天然でもない」


「俺はあまり人の気持ちがわからない」


「可愛げがないし、辛党だし」


「鈍くてイライラさせてばかり」





「「それでも、」」





それでもいいよ


きみがすき












※『自己犠牲』の登場人物、冬雪と流夏の話なので先に短編を読むことをおすすめします。


主人公の性格が悪いです。