これは日常のお話。
きっとこの関係性は歪で、もろくて、
簡単に壊れてしまうのだろうけれど、
それでも彼らはあの日々を慈しみ愛してた。
卑怯者と罵られ、悪だと後ろ指を指され、
正義と比べられて尚、
自分達らしく生き抜いた。
評価など気にせず己の思うままに歩き、
その信念を曲げることの無い姿は、美しき毒。
強烈で、全てを自分の色に染め上げ、魅了して離さない。
ある少女曰く、宝箱。
ある男曰く、クズの展覧会。
正義を喰らい、悪として名を馳せた、
そんな子達の人生の一ページ。
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実在する全ての物に関係ありません。
これは悪役好きによる悪役好きの為のお話。
暴力表現等御座います。苦手な方はご注意ください。