実家のうなぎやで働く桃香は幼い頃、造園屋の修平にペンキ塗りたてのフェンスで意地悪をされた思い出がある。彼とは疎遠であったが、彼の家にお弁当を届けにいくようになり顔を合わせる。接近してくるが桃香は彼が苦手。そんな修平はある日、ペンキを出してくる。幼いころ、桃香をペンキまみれにさせた彼は、自分に塗って…もっと見る
幼い頃の記憶、それは秋風の黄昏時。草の匂いに包まれていた。
「3つの夜 黄昏」応募作品2」