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この世界は暗闇で包まれている。そんな世界の一筋の光は君でしかなかったのに、僕は君の世界から光を奪ってしまったんだ_________________。



そう気づいたときにはもう手遅れだった。



重い瞼を開いたとき、僕はこの目でしっかりと彼女のことを確認した。でも僕の顔を覗き込む彼女は笑わない。僕の大好きな、あのひまわりのような笑顔で。



ここは病室。



いつもどおり僕は彼女をバイクの後ろに乗せ、この島の海岸線を走る。予兆はあった。この日のバイクはいつもとは違うゴムのような臭いがしていた。僕は気にも止めず、走りつづけた。ほぼ毎日走っていたこの大きなカーブを曲がり切れず、横転した。彼女の僕を呼ぶ声がするのが遠のいたとき、死ぬんだ、僕は悟った。



でもこうして僕は生きている。そして彼女も生きている。



僕は全治3ヶ月の腕の骨折をした程度で済んだが、彼女は違かった。彼女は失明した。しかも両目。



なんてことをしてしまったんだ。嘆いたって彼女の視力は返ってこないし、彼女の目に僕が映ることはない。
















※この物語は完全なるフィクションです。一般人の作品になります。誹謗中傷はおさけください。