とある魔法冒険団2人組!

作者はぴくん

主人公の翔はとある事から魔法使いの光莉の、助手になった。
そして、魔法冒険団を結成して日々、戦っていた!
ちょっぴり非日常なギャグ満載なファンタジー!

「ここは…どこ?」


僕が目を覚ますとそこは、

見渡す限り真っ黒、暗闇で誰も居ない。


怖い… 怖い…


「誰か“助けて”」


目を瞑り叫んだ。

心の中で…


すると、目の前に1人の少年が立っていた。


「誰…?お願い助けて!」


僕がそう叫ぶと少年は言った。


「そのつもりで来たんだよ、

君が“助けて”って言ったからさ。君の声、届いたよ。

あ、これあげるよ!」


なぜか魔法陣の書かれた紙が渡された。

すると、周りが光り出した気がして…

僕はいつのまにかベットに居た。


「夢…?でも魔法陣の紙があるし!

さっきのって現実!!!」


2年前、そう、この時の僕は2年後、そんな命の恩人の

助手になってるとは知る由もないだろう…


遡ること、1か月前…

全てはそこからはじまった…


「おい、翔〜!」


そう、僕は翔!

年齢は小学6年生だ!


「またあの…助けてくれた男だっけ?

探してるのかよ?」


こいつは大輝、友達だ。


「うん、せめてお礼は言いたいし…

それに、魔法陣の紙が気になるんだ。」


助けてくれた感謝が言いたい、

それに、あの謎の少年が渡した1枚の紙、

どうして僕に渡したんだろう…


「待てよ、俺も行くよ!

どこ探すんだよ?」


「ダム…」


ダムに行こうと思ったのは理由がある。

2年前、僕が迷子になる前に行った場所だからだ。

そこで、大輝と一緒にダムへ向かった。


「…すげぇ、ね、大輝!」


気がつくと大輝の姿がなかった。

下を見ると大輝が水に溺れていた。


「大輝…‼︎」


助けなきゃ…なのに、怖くて…

動けなかった…


動かなきゃ… 助けなきゃ…

そう何回も自分に言い聞かせても足が動かない…

もし、魔法が使えたなら…


「魔法陣…‼︎」


2年前、そう、あの少年から渡された魔法陣の紙!


「この魔法陣がなんで僕に渡されたのか分かんないけど、

もしも魔法が使えるのなら大輝を助けて!」


「魔法陣はまだ使う時じゃないよ!」


「…あなたは!」


2年前、助けてくれた少年が現れた。


「スターマジック!」


そう少年が言い放った瞬間、

大輝が水からだ助かった。


「あ、ありがとうございます!」

大輝も僕も心から感謝した。

こうして、大輝は無事帰宅。


「まだだよ、ここは心霊スポットだから。

悪霊を払うんだ!悪霊、消えろ!」


僕達には何も分からなかった。

ただ光が放たれた事しか分からなかった。

きっと、悪霊を追い払ってくれたんだ。


「あの、名前は⁉︎」


「僕…!?光莉。」


「光莉さん… 2年前、そして今も、助けてくれて

ありがとうございました!」


「感謝するなら金をくれっ☆」

そう言い放った。


いやいや、おかしいだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

漫画でいう数年ぶりの再開シーンだぞ?

なのにお金って… 頭がてんとう虫なの!?

意味分っかんねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!


「そうだ、助手になってよ❤︎」


「いいけど、何をすれば…?」


頭てんとう虫のこいつの助手かぁ…

まぁ楽っしょぉぉぉぉ!

(って思ってたのが間違いだった)


「僕は助けを求めてる人を魔法で助けてるんだ!

まぁ、幽霊や人間とか、なんでも倒すよ☆」


なんでも倒すってサイコパスぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!

さらっと言ったけどお前怖ぁぁぁ!


「まぁ、いいですけど」


「やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!じゃあきて〜」


どこに?てんとう虫の巣ですか?何ですか?

てか、比べられるてんとう虫かわいそうじゃん…


「スターマジック、テレポート!」


なにそれ???どこに、誘拐ですか?

まさかのぉぉぉぉ誘拐犯!(※違います)


目覚めると、机に本棚に…部屋でした。


「僕はここで依頼を受け付けてるんだ!」


なにここ?どこ?

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?


「あ、ここはサウジアラビアメリカだよ」


心を読まれた!今、口に出してないんですけどぉぉぉぉ?

ていうか、サウジアラビアメリカってどこですか?

なにそれ異世界?


「そういえば君の名前は?」


「僕は翔…って言います。

えっと、よろしくお願いします」


「うん(ニコッさっきから僕がてんとう虫だとか言ってるの

全部、聞こえたよぉ?」


あ、オワタ…

ここから、僕とちょっぴり馬鹿な魔法使いの

冒険、といってもおふざけいっぱいの非日常がはじまった。