時間を掛けて、手を繋いでくれた人。
不器用で、まっすぐで、無表情だけど優しい人。

淡くて青い、雁字搦めの初恋は、

シャボンの泡より、容易く弾けて消えていった。


『───もう、手加減できねぇよ』


5年ぶりに再会したその人は、まるで別人になっていた。





薔薇はあかく


菫はあおい


あなたは、なにいろ。




マザーグース『Roses are red』より