物語全体のあらすじ
最近離婚をした理子は2人の息子と母を養う為に仕事を探していた。
たまたま目にした求人募集に興味が湧き早速連絡してみた。
すぐに採用された。
仕事内容はリラクゼーションのボディーケアだ。
完全歩合制で施術人数で給料が変わってくる。
やればやるほど、お金がもらえる仕組みだ。
ホテルの中という事もあり集客は見込めた。
沢山稼げると希望が膨らむ。
初日まずは開店業務の掃除などを覚える事から始まる。
それから施術の仕方を教わる。
初心者の理子は不器用な上物覚えも悪いから中々覚えられない。
かれこれ1ヶ月が経つがまだ完璧ではないと言われお客様に施術が出来ない…その間もちろん給料も出ない。
店長は初めのうちは優しかったが段々嫌味や暴言を吐く様になる。
一緒に働き始めた知恵子はとっくに仕事を始めている。焦る理子。
でも、この技術さえ身に付ければ稼げるようになるからと毎日店長の暴言にも耐え頑張った。
2ヶ月経ってようやくデビュー出来る事になりお客さんを待っていたが予約が入れば店長が施術を行った。
何故ならみんな店長を指名するのだ。
やっと仕事が回ってきたと思ったら店長が嫌なモンスター客でおこぼれをもらう感じだ。
それでも一日一人あればいい方だ。
ゼロの日も多々ある。
こんな事では稼げないし子供達を食べさせていけないと思った理子は宿泊客が多い夜に入らせてもらう事にした。
子供達は同居してる母親に見てもらう。
夜は宿泊客の部屋に行って施術するため危険を伴う。
だがそんな事言ってられないし覚悟を決めた。
案の定、気分を害する事は多いが何かあればすぐフロントに連絡するようにしてあるのでそこまで酷い客はいない。
夜ばかりは入れないので昼も入るが又店長にパワハラを受ける。
1ヶ月に一度、必ずオーナーが来る。
店長はオーナーの事が好きでその日は優しくしてもらえる。
店長はオーナーの為に、働いた給料も返納したりオーナーの為だけに生きてる人だった。
お互い結婚しているが店長は本気だ。
オーナーは好かれてるのを知っていいように利用していたのだ。
従業員も入ってきてはすぐ辞める。
理子も辞めようか考えたが2ヶ月が無駄になるから頑張る事にした。
そんな時電話が1日鳴らない日がありおかしいと思ったら止められていた。
二店舗あった店も閉じられていた。
え?どうゆう事?
理子に不安がよぎる…