自殺の名所に向かった高校生のミオ。だが恐怖と孤独を感じ実行に移すことができない。最後に誰かそばにいて欲しいと思ったミオは“レンタル彼氏”に依頼をしようと思い立ち電話をかける。だが返事は期待したものではなかった。その場で暫く動けずにいるとミオに声をかける人物が現れる。その彼は自分を七日間レンタルしな…


*フィクションです。

*自殺や法に反する行為を推奨するものではありません。








これからまた一週間がはじまる。



一日目は憂鬱。

学校に行かなくちゃいけないから。


二日目は憂鬱。

テストの点数が悪かったから。


三日目は憂鬱。

友だちに恋人を自慢されたから。


四日目は憂鬱。

おじいちゃんちの犬が死んだから。


五日目は憂鬱。

父親が酔っ払って返ってきたから。


六日目は憂鬱。

アルバイト先で変な客に絡まれたから。


七日目は憂鬱。

明日からまた七日間がはじまるから。