少女とミルクとブラックコーヒー2[完]

作者めけこ

家族に好かれたくて良い子を演じ続けた"ひな"


それでもある事件が起こり、家族に捨てられる。


そんな"ひな"を拾ったのは、天使のような双子の姉弟と組の組長でした。


少女とミルクとブラックコーヒーの続きです。



















「「おねーさん、どうしたの?」」



「貴様、誰だ?」




両親に、兄姉に捨てられた私を拾ってくれたのは



純真無垢で真っ白な甘いミルクみたいな双子ちゃんと



何色にも染まらない黒くて苦い……ブラックコーヒーのような男の人だった。











「「ひなちゃん!!」」



「ひな」




家族になれた八千流ちゃんとハイドくんと手を繋いで



前を悠然と歩く、そして必ず私達がきちんと付いて来れているか立ち止まり振り返ってくれる背中を追いかけて、今日も前へと進みます。