世の中思ったことの半分か2倍か

作者りょう

ドロドロと言われるだろうか
本人は欲望に素直なだけさ
好きで好きな気持ちを書いたストーリー

世の中思ったことの半分か2倍かのどちらか

車の音が鳴り響く、おれは1人だ。

1人は嫌いじゃなかった、一位を取ると褒められた、一位は1人じゃないといけない。おれは知ってる誰もがあいつは凄い、別格だ、叶わない、誰も勝負してくれない誰も自分を色眼鏡かけてみて正しく評価してくれない。けどそんな高い鼻も一瞬で折れる、少しレベルの高いところへ行くと上には上がいるとすぐに分かるのは誰でもそうだろう。だれも努力は見てくれないこれはおれが中途半端だからだろう。すぐに納得できる。

1人になる

これは悪い意味でもあり、いい意味でもあると思っている。大抵の人には悪い意味だと笑われるだろう。分かってる自分が今も昔も変わらないバカでクズってことは言われなくても知ってる。

「バタン」いってらっしゃいだと良い音。

バイバイ…

勘違いされたくない、ただ直接貰わないと余計に悲しくなること分かってくれないのか。

分かるわけもないのか、それとも考えたくないのか、考えるのが疲れたのは分かる。20年で1番、辛いだろうそんな時に側にいれなかった罰なのかバツならば受け入れよう。


3月中旬、

もう帰らなくて良いの?

友達のお母さんから聞かれた。そうだろうもうすぐ12時が回る誰でも聞くだろう。

こんな遅くまですみません

帰ると親が眉間にシワを寄せていた。想定内さすぐ準備に取り掛かる。しかし僕の部屋はゲームくらいしかない

そう引越しするのだ


全部やっておきました。

すみませんありがとうございます

前日まで遊んで準備が終わらないと見越した親は全部終わらせる有難いことだ。

手が掛からない子を演じるのも疲れた

節目で気にかけてくるのが親ってものだろう

別にそんなのどうでもいい、良い顔しておくか、子供なら当然の事だろう。


朝4時まだ暗い中起こされる

あーわかった今行くと何回か言っただろう

自分の気持ちを上手くコントロール出来ない

出発の日まで最悪の朝にしてしまった。そんな罪悪感の中車に乗り込む、頑張ってねとお婆ちゃんが朝全然食べられない俺に小さなおにぎりをくれた。ありがとう行ってきます

言えなかった、自分の行いが悪過ぎる後悔と言わないといけない、混ざりに混ざって絵の具のように🎨綺麗な色に混ざり合ってなればいいのに真っ黒になってしまう。感謝の気持ちを伝えるだけなのに、日頃から伝えてないから伝わった気がしない。何回も何回も何回も何回も何回も


しつこい


何回も聞いたセリフだ。わざとだろう反対側を向かれる。これは素直に受け取っていいのか正直無視しても良い女の機嫌はすぐ治る今はほっておいて欲しいだけだ。でも一歩間違えるとその溝は埋まらなくなる

恋は綱渡りだと思う。周りは橋を渡っているのだろうか、ただ幸せそうだ

けど同時に思う本当に幸せなのだろうか

本人達がそれでいいのならそれで良いのだろう。なぜ他の人に何か言われなければいけないのかそういう自分も言ってしまう事もあるから何も言えない。簡単に自分のことを説明するなら芯がないのだろう。

いつからだろう自分の言ったことが意味のないことになってしまっているのは自分で言われなければ失敗することもない、成功することもないのだろうが、他人が言ったことを自分の言ったことのように成功したフリをしていれば良い。誰が、違いが分かるだと言うのだろうか自分のことなど誰も見ていないのだから。見せようとしていないだけという言葉が頭にチラつく、もうなにがなんだか分からない正解があるなら教えて欲しい。


自分に酔っているの?

そんなキザな言葉言っているのか?と疑問に思う。映画で言いそうなセリフじゃん

言葉に詰まって色んな感情が溢れ出しすぐに喋れないだけなのだ。

言いたい言葉があっても言ってはいけないこと、言えなかったこと、思ってもないのに言って後悔してしまったこと、言えない立場にいること、言葉で戻ってこないことは分かってるつもり、いや分かってない、分かってると言い聞かせて自分を納得させてるだけ、僕は貴方のことをちゃんと考えられていますか

 何度思っても想っても、一緒にいられる理由がない、それでも会いに来てくれる君、これは運命なのかそんな馬鹿らしいワードしか出てこない。キモいと笑われるのが浮かんでくる。笑って笑顔が見られるならそれでも良い。笑ってくれるなら嬉しかった。隣にいるのが俺じゃなくても笑って欲しかった、とにかく笑って欲しかったんだ。

雨音が響いてますね

これは素直な気持ちである。誰にも邪魔されない気持ちで表せたら良かったのに、何を書いても良いこの白いメモには残せるのに、何故だろう大人になりたいのに心を掻き乱す。


満月が綺麗ですね

もう



少し肌寒いワンルームの狭い部屋、ベットとテレビ冷蔵庫を置けばほとんどスペースが残っていない。そう新生活!よくある希望に満ち溢れた何もかもが新しくて風がない所で風が吹いて髪がなびきそうだ。

まずは家の周りを探検する。出会いなんかまずないほんとに散歩だ、我ながら方向音痴で道を覚えることが出来ない、家族全員が「ここみんなで通ったね!」「もうすぐ着くね」と言っても僕はここがどの辺なのかさっぱりわからないのだ、誕生日ですら覚えられない近くのイオンに着いた、バックが欲しく買いに行く、人が多いし、照明で目がチカチカして長時間いられないのだ、気持ち悪くなってきたところで帰ろうとする、しかし迷子になったのだ、?なぜ迷子になる?と思われただろう、実際に出口が分からなかったのだ。迷いに迷い親に電話しながら何とか出られる。親とは毎日のように作った料理、何をしたか電話していた、続いたのは最初の1ヶ月くらいだっただろうか今では1ヶ月に一回あればいいだろうか。こうやって世の中の親子は死ぬまでに会える回数や、話せる時間がなくなっていっているのかと思うと親不孝なのではないかと不安になり、罪悪感が出てくる。連絡がないのは元気な証拠ということもある。

世の中情報があり過ぎてなにが正しいのか分からない。正解を教えてください。

正しいと思うことを繋げて話すから信頼されないのかなぁ


入学式前日、母がやってきた式に出るらしい有難いことなのに1人で暮らしていこうとしてるのに邪魔された気がしてイライラしてしまった。ごめんなさい

Wi-Fiが繋がらず大喧嘩してしまった。

当日の朝、朝ご飯を買ってきてくれていた。一緒に食べた。コンビニのものだから特別美味しいとかは思わなかった。謝りたいのに謝れなかった。似合わないスーツを着て歩いた会話はほぼない。

式が終わり、説明会になり母がトイレに行くと言い、もうすぐ始まるのになかなか帰ってこない、またイライラしてしまった。始まる時に戻ってきた、キョロキョロしながら僕を探す、仕方なくこっちだよと教える。

帰り際に母は可愛い子が多くて良かったねと言ってきた、僕は誰一人可愛いと思わなかった。実際同じ学部の子とは付き合っていない


その時彼女と呼んでいいのか、地元で付き合っていた僕の事が大好きで大好きでいてくれた子がいたYちゃんとしよう。そんなに可愛いくない、可愛らしいところはある。何回泣かしたのか、今も昔も変わらないバカな僕。書いてて自覚する

好きな子がずっといてその子がずっと好きだった。Yは友達だった、むしろ男としては見られていないと思っていた。だから好きな子の相談をしていた、相談に乗ってくれていたやっと実を結び好きで好きでたまらない子やっと付き合うことが出来た。楽しかった。

部活が丁度なくなっていた。野球をしていた高校野球だ。本気にやったつもりだが、どこか一歩引いてしまっていた。

お互い好きで好きでたまらなく2人は付き合ってすぐに体を寄せ合った。お互い初めてでよくわからなかったが、なんとかこなせたと思う。好きと言う気持ちは変わらなかったが、こんなものかと思ってしまった。ここに俺の求めていたものはなかった。こんなに好きなのに心は埋まらなかった、なぜだろう。

会うたびキスをした、抱き合った高2の夏

Yは泣いていたらしい。連絡は取ることは少なくなっていた。別れたら報告すると言うことになっていたはずだ、2ヶ月後泣いた、誰かに話を聞いて欲しかったのもあったYにLINEをしたYは嬉しかったらしい。一緒に泣いていた、そこからは自然とYと話すことが多くなった。でも僕はまだ男として見られていないと思っている。高2の冬だったと思う。会いに行った初めて会ったやはり可愛いとは言えない、2人とも学校に行けない時期があって共通のカウンセラーの先生にお世話になっていた。そこでお互いの悩みなどを話していただけで会うのは初めてだった。緊張して全然話してくれなかった、嫌われているのかと思ってしまった。でも、一緒に勉強して頭の悪い僕は数学を教えてもらい、僕は頭のいい彼女を励ます。そんな関係だった。

バレンタインにチョコをくれた

初めてで素直に嬉しかった。作り過ぎたから5個くらいくれた。お菓子が好きで単純に嬉しかった。単純に余ったからくれたと思っていただけで特別な思いがあることは知らなかった。

三年生になった最後の夏、レギュラー争いで必死だ。生まれてから争って負けたことがそんなにない均等な戦いであれば、大変だったが、エースナンバーは貰えた。肩や肘が痛くいわゆる満身創痍だ、親の期待に応えたいし、最後くらいはやはり試合にでないとカッコ悪いというつまらない理由で頑張れたのだと思う。1回戦、弱小校だった勝ったと思っていたが、いきなりピンチでの登板となったそう、苦戦を強いられていたのだ。僕は打たれてしまった、リードを許したもう負けたと思った。よくある話だ、1回戦は難しいというのはこのことかと思っていた。満塁のチャンスで回ってきたバッティングは高校に入ってから全くしていない、正直打てるわけがないと思っていた。たまたま打ってしまった、次の日にデカデカと新聞に載った。YからはおめでとうとLINEがきた、ありがとうと3回戦は見に行けると言われた。普通に知り合いが来てくれるのは嬉しかった。

2回戦もピンチで登板今回はなんとか抑えた。3回戦も、同じ場面だった。緊張したが、慣れてきていた友達と話したり、誰か来ているか探したり、試合には負けたが、みんな泣いていたが、僕は涙は出なかった。次の日Yと遊ぶことになった。野球ばかりで連絡もそんなにしてあげられなかったし、進路を、決めるのに忙しい時期だったが、引退の次の日くらいは遊んでいいだろうと思い一緒に遊んだ、後日、カウンセラーの先生のところに無事高校野球を、終えることができましたと報告に行った、そこでYの思いを聞いてしまった。目頭が熱くなった、僕の頬には涙が、なにも知らなかったとはいえ傷つけてしまっていた。

やはり野球部のエースはそこそこモテる引退後は暇だからそれなりに誘いは来る、高校生の時に何人かとは付き合ったが、高2の夏が終わってからは誰とも付き合わなかった。

Yとは定期的に会っていた勉強を、教えるのは上手だし、楽しかった。他のことも遊びに行ったりしたが、一回だけだった、Yは支えてくれたし今度は支えてあげたいと思った。付き合おうと言った、泣いて喜んでくれた、キスをすると泣いてくれた、嘘じゃないと怪しんでいるようだった。大切に思うと決めた時だった。大好きだった子から連絡が来た、大学が決まったらしい、1番最初に連絡してきてくれたらしい、お互い彼氏、彼女がいることを報告しあって約一年話さなかったことを惜しむように話続けた。とんでもなく楽しかった、近くにいることがわかって会うことになった、彼氏がいるから大丈夫、彼女が大切だから大丈夫と無意味なことを言い聞かせて待ち合わせの公園について、最初はお互いぎこちない夜になったが、何故か2人とも帰ろうとならない夏が終わろうとしている、18回目の夏なんだか肌寒いと感じた。肩を寄せ合った、互いがまだ好きなのを確かめ合うように… 2人は何もなかったように帰った

その後は何もなかった

Yとは毎日のように電話していた。