好きだけど、好きじゃないんだ。

作者ていてい

僕は、奈々のことがずっと好きだった。
幼馴染の、可愛い可愛い僕のお姫様。
僕は情けなくて、彼女の機嫌を損ねてしまうたび、今日も「ごめん」と謝る。