誕生日に彼氏の浮気現場を目の当たりにした透。そんな透の涙を止めたのはまったく接点のない同僚の相川だった。
もうやめよう。
心がささくれだらけで、
私ね、あなたの温度に恋焦がれてる。
愛なんかじゃなくていいのに。
私たちは夏の終わりにキスをした。