「さっきはごめん」そう言って弁護士秘書の新城美咲の前に立っていたのは、恋人で弁護士の真下嶺だった。オフィス恋愛だから二人の関係を周囲には秘密にしたい、と美咲は前からかたくなに言っていた。美咲、嶺、どちらにも他の人からのアプローチが迫り、嶺はそろそろ、少しオープンにしてもいいのではないかと思っている…