龍の血を受け継ぐ劉奈一族の、唯一人の生き残りである陸王(りおう)が成人を迎えた。国事である浅舞(集団見合い)に参加することになった陸王はそこで一人の少女(花)に出会う。花は陸王にしかわからない特有の臭いを纏っていた。日々の暮らしの中で少しずつ歩み寄る陸王と花の恋物語。