男子が苦手で会話すことはもちろん、相手の顔を見ることさえ出来ない小梅は、ある日、子犬を助けたいという気持ちだけで、後の事も考えず川の中へ入ってしまう。その時、助けてもらった小犬の飼い主に対して、恋心を抱くようになる。
まるで踊っているかのように
ヒラヒラと舞い降りる
ふたつの花弁
同じ型ちのない
決して重なることのないこの二枚の花弁が
綺麗にひとつになった
まるで
愛し合うふたりのように…