定期テストで酷い点数を叩き出した私は小さい頃から大好きな拓弥くんに家庭教師を頼むことに。これで残りの学校生活も幸せ!ところが学級委員の堤くんはクラスで浮いた存在の私がみんなと馴染んでほしいらしく正直余計なお世話。拓弥くんもそう勧めてくるし、拓弥くんは私が他の男子と仲良くしていても平気なの─?



──私はずっと、拓弥くんの事が大好きだ。



それこそ、拓弥くんと出会った瞬間から…一目惚れと言ってもいいくらい。



大好きで大好きで仕方なかったから、小さい頃から凄くアピールしてたのに──




幼稚園では、



「けっこんして!」

「小学生になったらね」




小学生になったら、



「けっこんして!」

「中学生になったらね」




中学校では、



「結婚して!」

「高校生になったらね」




高校入学した時、



「結婚して!」

「卒業したらね」




──なのに拓弥くんは、好きと言ってくれない。




お願いだから、拓弥くん──




──好きって言って!






~Story of Chika and Takuya of Hanataba Remake ver.~





※この物語は完全なるフィクションです。


タイトルを始め、作品に出てくる人物名、及び学校名・名称等は、全て架空のものであり、実在する物とは一切関係ありません。