いいように使われて傷ついたって

みんな特別って言ってくれる

それならもうなんでもいいや


でもそんな私に貴方の"特別"を教えてくれた。

貴方になら自分をさらけ出せるかな。


一般的に見てまぁまぁいい暮らしをしてた


主人公の藤城美愛(ふじしろ みあ)は


父の倒産によって全てが変わった。




美愛は父の'周りからの評価''金'への強い執着から


物として扱われるようになった。




そんな生活の中で他者から紡がれる


"特別"という言葉が


自身の存在意義を示してくれるものなのだと


感じることしか出来なかった。




たとえそれがどんなことだったとしても。




けれど、ある日出会った


東條嶺緒(とうじょう れお)は違った。




嶺緒は他の人とは違う"特別"を教えてくれた。



その心地良さに触れていくたびに


染みついた汚れを浄化してくれた。




どんなことがあってもずっと一緒に…。