アリスは推しと旅行に行きたいがために蘇った、らしい

作者ちーずかまぼこ

陰謀により処刑された主人公アリス。
彼女の未練はひとつだけ。
“死ぬ前に幼馴染と仲直りして、予定していた旅行に行きたい“
彼女の小さな願いは叶えられる。
なんと処刑から2ヶ月前に時間が巻き戻っていたのだ!

「行くしかありませんわ!」

アリスは走る。幼馴染の元へと。
過去へと飛んだ理由も、その後…


主人公 “アリス“ は婚約者“キース“によって無実の罪で処刑されてしまう。だがそれは、婚約者の椅子を狙った“エマ“による策略だった。

陰謀に気づいた幼馴染“レン“は、事切れたアリスの亡骸を手に嘆いた。


「こんなことなら奪ってしまえば良かった」


魔法で時をやり直しアリスを救うために奔走するも、結末は変わらない。幾度となく失敗を繰り返し、諦めかけたその時だった。

アリスが巻き戻しに気がついたのだ。

今までにない事態に戸惑い傍観するレン。

こちらをよそにレンの自宅を目指すアリス。

訪ねてきた彼女が発したのは、


「ずっと、あなたがすきでした」


純粋な好意だった。

互いの気持ちと状況を話し合うふたり。

両想いであることを知ったふたりは、婚約の破談とエマの策略を潰す決意を固める。

決行は12月7日、毒殺未遂事件の容疑をかけられるお茶会の日。

当日、エマの策略を論破し無実を勝ち取る。激怒するキースとの婚約破棄にも成功。無事に目的を果たしたふたりは、国を出て幸せに暮らしている。


1月8日を過ぎても、きっと。





元小説の作品URL


この作品は「アリスは推しと旅行に行きたいがために蘇った、らしい」を元にコンテスト用に作成したものです。


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