ある日、バイオハザードが起こった。
日常が全て覆えされた中、
「こんな世界で生きていくのは、もう嫌だ」
最初にそう言ったのは誰だったか。
世界は変わり、やがて三人の王が立ち、国は三つに分けられた。

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バイオハザードが起こり、全てが更地になった後、桜国と名付けられた国は三つに分けられ、三人の王が立った。


東の王が司どる最先端技術に囲まれたビルや研究所が乱立した技術革新の東の京。

西王が司どる平安の世を再現し西王を帝とし、牛車で貴族が姫の元に通う暮らしを再現した西の京。


そして西の京と東の京の真ん中に座する中立地帯、中桜区。


完全にドームに覆われ、天候も季節も人工的に管理され過ごしやすく作られた街に東国からやってきた宮倉麻衣は謎めいた美少女・莉沙やその仲間と友人になり、謎の神隠し事件に巻き込まれていく。


表向きは存在しない潜入警邏隊、いきなり空間に穴をあけてこちらにやって来た異界の青年達に、謎めいた莉沙の言動__それぞれの国の王の思惑が絡み合う中、異界からの闖入者達は「花嫁を探しに来た」と宣言し、桜国は彼等を“ハンター“と呼んだ。

そしてこの宣言はやがて中桜区を東西両国から遮断・封鎖し国全体を巻き込む騒動へ発展していく。

ハンターに捕らえられた麻衣は莉沙に助けられるが、莉沙は麻衣だけを脱出させようとする。

孤立した中桜区に敢えて残ろうとする莉沙の本当の目的とは。



*この作品は小説「bride gate hunter」をコミック原作化したものです。