姉には幼い頃から婚約者がいた。両家が決めた相手だった。お互いの家の繁栄のための結婚だという。

 私はその彼に、幼い頃からずっと恋心を抱いていた。叶わぬ恋に辟易し、秘めた想いは誰に言わず、二人の結婚式にのぞんだ。

 だがその日、姉は結婚式に来なかった。

 パニックに陥る両親たち、悲しげな愛し…


ずっとあなたが好きだった


誰にも言えない恋だった


妹としてしか見られてないことなんて、分かってた



それでも私は欲しかった


お姉ちゃんがいつもいるその場所が、欲しかったんだ