すべて、お酒の所為にして

作者nimi

居酒屋で再会した彼は、あの頃と何ひとつ変わらないままで。

「言っておきますが、僕が君に手を出すことはないですよ」

そう、私を突き放すのだった。






 私を突き放すそのセリフが


 本心なことくらい、


 初めから分かっていた。





「言っておきますが、

僕が君に手を出すことはないですよ」


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あなたの心に触れたい。