普段は気にもしなかった部屋。
長引いた呼び出しに、うんざりしていた放課後。

階段を上がった先に、俺は目を奪われた。
夕日の光が差すその部屋にいた君は、とても眩しく見えた。

俺が、その時の感情を、恋と知るのはもう少し後の話。
この時の俺は、胸に宿ったその感情を理解できていなかった。

これは、俺…


普段は気にもしなかった部屋。

長引いた呼び出しに、うんざりしていた放課後。


階段を上がった先に、俺は目を奪われた。

夕日の光が差すその部屋にいた君は、とても眩しく見えた。


俺が、その時の感情を、恋と知るのはもう少し後の話。

この時の俺は、胸に宿ったその感情を理解できていなかった。


これは、俺が恋を知る物語。


2022 1 8〜