バレンタインの前々日。
昇降口で鉢合わせ、高校生の大地は、幼馴染の春と帰っていた。
大地は、好きな人がいるのか、と春にたずねる。
春は大地が好きだったが、恥ずかしくなり、好きな人なんていない、と答えてしまう。
春はとても身長が高く、男勝りなことを気にしていた。
春は同じバレーボール部の美鈴に、「大…