デリヘル嬢が恋した相手は童貞の吸血鬼でした

作者じんじ

手っ取り早くお金を稼ぐ為にデリヘル嬢になったヒロインが、そこで出会った強面の運転手に恋をした――。

彼に近付きたくてアピールするも全く相手にされず、痺れを切らして身体の関係を迫ろうとすると、彼に自らが吸血鬼であることを告げられる。考えもしなかった展開に戸惑いを隠せないヒロインに向けて吸血牙を見せ…

ストーリー概要および物語の設定


手っ取り早くお金を稼ぐ為にデリヘル嬢になったヒロインが、そこで出会った強面の運転手に恋をした――。

彼に近付きたくてアピールするも全く相手にされず、痺れを切らして身体の関係を迫ろうとすると、彼に自らが吸血鬼であることを告げられる。考えもしなかった展開に戸惑いを隠せないヒロインに向けて吸血牙を見せて引き下がらせようとする彼。

ヒロインはその鋭く尖った大きな牙に一瞬怯えを見せ逃げ出すが、落ち着いて思い返してみれば、彼の瞳にもまた怯えが映っていたような気がして彼が気になって仕方がない。


一方、吸血鬼は血は欲しいけれども貞操観念はしっかりしていて自らの欲望(吸血願望)を抑えて生活している。吸血鬼にとって吸血行為は性行為と同等の快感を得ることができる神聖なる行為であり、もちろん子を成す行為である。

彼はこの世で唯一の吸血鬼の生き残りであり、子孫を残すことを自らの禁忌としており、童貞を死守している。

しかし、ヒロインのことが気になりだした矢先、嬢に手を出してはいけないという業界の鉄の掟とそれを取り巻く店の闇に振り回されながらもヒロインを守りたいと思う自分の気持ちが実は『愛』だと気づいていく。