紅一点は過去の話、あの子と違って私は力でしか必要とされない。そんな私を救い出してくれたのは、本当の名前さえ知らないある男。


ある暴走族の紅一点として、私は必死に戦っていた

そこだけが、私の居場所だったから

どんな怪我も関係ない、私は幸せだった


そんなある日、私たちの前に姫が現れた




力だけ必要とされる私と


誰もが守りたがるか弱い姫




歪んでいく日常から救い出してくれたのは



本当の名前さえ知らない、ある男