彼女は異質だった


『キスしてもい?』


ユラリ、ユラリ


『好きだよ』


気まぐれに現れては消えていく


『もっと⋯』


作りもののような美貌は儚さを纏い


『私だけ見て』


甘い蜜は、深い沼へ人を引き寄せる




『全然足りない』


一度ハマれば抜け出せない





FLOWER DOLL