明日の朝には何かができると信じて、ラインのメッセージには絵文字をつけた。
嘘みたいに晴れ上がる空を見ながら、なにかに期待する時間が少しだけ近くなる。そんな気配の上澄みを叩いて、今すぐに何かがしたいと思えないのは、いつからだろうか。
町外れの交差点に佇む信号。乗り捨てられた自転車。眠れない夜に体を起こして、ポカリスエットを買いに出掛ける。通りすがりの人影を追うように迷い込んだ公園の隅で、月が落ちる夢を見たのは、「昨日」か、「明日」か。
明日の朝には何かができると信じて、ラインのメッセージには絵文字をつけた。
嘘みたいに晴れ上がる空を見ながら、なにかに期待する時間が少しだけ近くなる。そんな気配の上澄みを叩いて、今すぐに何かがしたいと思えないのは、いつからだろうか。
町外れの交差点に佇む信号。乗り捨てられた自転車。眠れない夜に体を起こして、ポカリスエットを買いに出掛ける。通りすがりの人影を追うように迷い込んだ公園の隅で、月が落ちる夢を見たのは、「昨日」か、「明日」か。