誰よりも傷つけられた最愛の人へ

作者藤野 葵

卒業してから、アルバイトを転々とし、ようやく就職できた会社。
正社員で働けることが嬉しかった。

最初は、職場になかなか馴染めず、先輩にも否定されたり、きつい言い方をされたりしていた。仕事も自分に向いてない気がして、辞めたいと思った。それでも、雇って貰ったからには、役に立てるように頑張りたかった。…