季節はずれの線香花火

作者伊凪あお

彼には愛する幼馴染がいるのに、私のことも好きだと言う。

君とふたり、静かに線香花火を見つめる。


きれいな満月の夜。




どんなに雰囲気が味方してくれたとしても、

月が綺麗だなんて言えない。