大人になると、
忘れてしまうような、
誰かを想う切ない気持ち。

好き過ぎて、
挨拶をしただけで、
その日、
一日が幸せになるような。
そんな日常を、
主人公の千尋と悠李は、
駆け抜けていく。

「米粒」
と言って、
千尋についた米粒を
そのまま食べる
悠李。

一緒に帰れると思っていた放課後に、
古典の時間が
入ってしまった日。
何もかもが、
眩しいくらい
青春で。

一瞬の出来事に、
一喜一憂しつつ、また
(二人は)
走っていく。