ナポリタンは涼風から

作者湊川朔帆

 湘仁は大学生時代の友人に誘われ海のある町でレストランを手伝うことになる。平凡に人並みに過ごしてきた湘仁は夢もなく安定した生活が送れればそれでよかった。しかし町で出逢った女性に作ってもらったナポリタンがきっかけとなり、少しずつ変化していく...。


夢もやりたい事もなく

馬車馬のように働いた自分の心は

疲弊しきっていた


気分転換にと誘われたレストランでの手伝い



突然現れた貴方は

朝日のようでもあり風のようでもあった


お茶目で太陽みたいに周りを明るくする人

カメラを持った貴方は

凛としていて別人のように格好いい

芯があって夢に一直線な姿に

憧れていたのだと思う



自分も貴方のように生きたいと。