何もない夜、何もない空っぽの僕は深夜に海へ散歩に出かける。
そこで「両腕」のある人魚と出会いお互いの世界や知らないことを話す。
「腕」のない人魚、海の中の家と人間が落としていくゴミ、人魚は痛みを感じない。
僕の知らない世界と物事と空っぽの僕、人魚と話していくにつれ少しだけ分かった自分の事。
その時…

気付いていないだけで、貴方の周りは命に溢れている。