気づけば君が近くにいてくれた

作者如月いちは

小学4年生の冬。ちょっとした不注意から起きてしまった事故により、実桜は両親を亡くし、左頬に火傷を負ってしまった。心に傷を負いながらも気丈に振る舞い続けていたが、周りからの言葉や態度が嫌になり、不登校になってしまう。そんなある日、SNSの趣味アカウントで同い年のアオイさんに出会い、ずっと止まっていた…

あの日から私は変わってしまった。


あの事故がなかったら今頃


どれほど楽しい時間を過ごしていただろう。


全てから心を閉ざしてしまった私に


そっと手を差し伸べてくれたのは


君でした────