平々凡々という単語をまるでそのまま体現したかのような私、星野夢羽には特異なことが一つだけある。我儘で、変態で、全然言うこと聞いてくれなくて、いつだって気まぐれ、いつだって自由奔放な黒い猫を1匹飼っていること。ただ綺麗な猫だと思って甘く見てたら、さあ大変。獰猛な彼を手懐けるのは至難の業。…もっと見る
誰にも、何にも縛られない、自由奔放な黒猫は
今日もわたしのベッドで眠りにつく
この関係に名前なんてない
「約束して。俺をひとりにしないって」