縁と浮世は末を待て

作者円菜七凪実

 とある理由から「人間になりたい」と望んで早千五百年。山鬼エルは今日も唯一を探し求めていた。そんなある秋の始めに、ネネという女子大生と出会う。
 エルの願望を叶えるため、二人の奇妙な同居生活が幕を開けた——。

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——これほど奇怪な人間の女は初めてだ。

だが、こんなにも可愛いと思うは、

後にも先にもきっとお前だけだろうな。