夜が明るいのは月が満ちるせい

作者藍夕

これは、消えてなくなりたいと思ってしまう私と、全力で生きることしかできない彼との、満ちて欠けるまでの30日間の物語。





高校生の友情なんて、氷みたいに冷たくて、砕けて、溶けて、消える。脆いものだ。


そして、家族の絆も、案外脆いものだと知る。


だから私はずっと"永遠"を探しているのかもしれない。


永遠に続く何かを──────