高嶺の花のあの人は

作者5lime

高嶺の花
言われるは易し行うは難し
の日常を送っていた高嶺 香織は
高校2年生の4月、後輩の新田陽祐に告白された
「中学の時からあなたの事が好きでした、、、」

〉え、マジマジ?あの眼鏡かけてモサモサしたあの新田くんが前髪上げてメガネ外したらこんなイケメンになるの?
どどうしよう、えーい、ここは

1 夏みかんの香り


新学期の初めは皆、頑張らなくちゃと思うだろう。しかし、私は、、、


午前6時半 起きる

顔を洗って鏡を見る、目の端にクマができてる


はぁ、学校かったるいなー、昨日までのFPS止めれないのだけど〜って思ってる自分に戻りたい、切実に、、、いや、あのゲームはもうやらなくていいか


足にすっかりフィットした革靴を履き、

「母さん、お祖父さん学校行ってきます。」


「うむ」

「行ってらっしゃい。帰りは?」


「始業式の後、生徒会で雑事をするので、15:30頃になると思います。」


「分かったわ、気をつけてらっしゃい。」


庭先で少し早めに成ってる夏みかんの臭いがる。名前の割に早く実ができすぎでしょと、悪態を心に吐きながら家を出た。