さよならの言葉を。

作者amor

予知能力をもつ公爵令嬢ルシアナ・シャトワールが、初恋の王子グレイ・アングレアの未来を守るべく、シナリオを壊して、“悪役令嬢”を演じる物語。





ー…どこまでも、紅く哀しい世界だった。



愛する人か、自分の幸せ。



どちらを守りたいか、なんて。



そんなの、明白でしょ?



どんな苛酷な運命にだって私は、

抗ってみせる”。