最後から二番目のラブレター

作者幽八花あかね

ホワイトデー。貴女に贈り物をしても許される日。

兄様の婚約者である貴女に、出会った日から惚れています。

今年のラブレターも、貴女の心には届きませんか。

――兄の婚約者レティシアに懸想する、第二王子テディのお話。


*過去に書いた長編作品のスピンオフです。
*小説家になろうにも掲載しています。



✉...最後から二番目のラブレター...✉


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貴女が辛いときには、

俺が貴女のそばにいます。


呼ばれたらいつでも馳せ参じます。


貴女は俺の大切なお姫様だから、

貴女が泣くようなことがあれば、

俺がその涙を拭いましょう。


貴女が兄様のことを嫌になったら、

俺が貴女をさらいます。


貴女が望むなら、

何処へだってお供しましょう。

 

貴女の幸せを守るためなら、

俺は何だってできますから。


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