安藤実咲と楠伊織は同期でルームメイト。料理が苦手な実咲は、伊織のごはん目当てに始めたルームシェアは、四年目の夏を迎えていた。お互い仕事も忙しく、いつまでもこのルームシェアが続いてほしいと願っていた。でも、それは、ぽろっと零れた言葉から変わったのだった。
気持ちが溢れだした、ルームシェア四年目の夏。