ルッキズムとトラウマと愛

作者ima

かわいくないと愛されないの?
誰もありのままの私を受け入れてはくれなかった。
だから自分で自分を封印した。
世界は私にいつも敵意を向けていた。
こんな世界が逆転する時が来た。

生まれたときは純粋でした。

けれど、母は顔と容姿と服を異常に気にしていました。

家族旅行も最初はいいけど、帰りはいつも夫婦げんか。

原因は、母の「服が気に入らなかったから」

私はありのままの自分をどうしても受け入れられなくなりました。

一番可愛くないと愛されないと思って、周囲の人の評価や視線に敏感になりました。

愛してほしい、安心したい、受け入れられたい。

そして従順になって「良い子」になって、いっぱい褒められました。その時だけ安心できました。存在が認められました。

だからもっと、もっと褒めて。私だけを見て。愛して。

何を食べても買っても動いても満たされない空虚な心。

外側に求めるばかりで、自分からは動き出さない。

いつからか私は心をもたない操り人形みたいになってて、誰かの命令がないと動けないロボットになってました。

そうか、自分で自分を愛せていなかったんだ。母と私は違うんだ。私は何もおかしくないんだ。本当の自分を偽って嘘の良い子を演じるから苦しかったんだ。ありのままの自分は愛されないなんて、ただの思い込みだったんだ。今から自分を解放しよう。今日までお疲れさま、わたし。